
十二月 菩薩の行願2
また、『華厳経』のお話です。「普賢行願讃」には、「乃至、虚空世界が尽き、衆生と及び(その)業と煩悩...

十一月 菩薩の行願1
『華厳経入法界品』という経典の末尾に「普賢行願讃」と呼ばれる章句があります。これは普賢菩薩の行願(...

十月 菩薩行
ここで仏教の説く「菩薩」について少し考えてみたいと思います。大乗仏教では、菩薩は仏になれる候補...

九月 彼岸を目指して
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、ようやく暑さも峠を越して秋の彼岸の訪れです。「彼岸」と...

八月 同行二人
旧暦では、お盆は八月となります。この季節、多くの人々が自分の生まれ故郷に里帰りするという習慣が今で...

七月 回向大菩提
この時期、瀧谷不動尊では観世音夏祭りが行われます。この夏祭りでは、施餓鬼回向法要が勤修され、有縁無...

六月「信」― 清らかな心
瀧谷不動尊の山内も新緑に包まれ、清々しい季節がめぐってまいりました。六月十五日は「お大師さま」...

五月 智慧の炎
今年もまた瀧谷不動尊では、春季大祭・柴燈大護摩供を修する時節を迎えました。この柴燈護摩は、不動明王...

五月(皐月)降り残してや
「五月雨の降り残してや光堂」(芭蕉)「おくの細道」の中の名句。奥州平泉、中尊寺金色堂を詠んだも...

四月 初発心
人生に於ける通過儀礼の最も重要な一つに、新学期があります。この時期それぞれの学校で何を学ぼうか...