日本三不動の一 ロゴ 瀧谷不動尊

つらつら慈救の咒を念え

つらつら慈救の咒を念え

 唐の国で密教を修めた弘法大師は、真言宗の教えを開きます。弘法大師がご宗旨の名に「真言」をあてた深意は、次の一文からも明らかです。

「真言は不思議なり 観誦すれば無明を除く 一字に千理を含み 即身に法如を証す」『般若心経秘鍵』

お不動さまはその大いなる慈悲心によって、あらゆる生きとし生けるものを苦しみから救済されたいと念じているのです。最も大切にするお不動さまのご真言が「慈救の咒」と称されるのは、そうした意味が込められているからです。
お不動さまをご信仰した先人たち、ご信仰を今も深める皆さま、これからお不動さまとご縁を結ぶ人々が、一心に読誦するその尊いご真言の功徳は量り知れません。このご真言に勝る御守はありません。

-当山御宝暦の法話から転載-   執筆者 柳下 純悠 師

一覧へ戻る