「人間五十年・・・・・」と謳われた室町の時代から、
今では平均寿命は八十歳を越えようとしています。
およそ千年の時を経て、人間の寿命は三十年も伸びたことになります。
少子高齢化が進み、介護を必要とする多くの人を目にした時、
果たして人の幸せとは何か?
長生きすることの意味を考えさせられます。
三十年の寿命を手にした私たちは、これからどんな余生を送ったらいいのでしょうか?
長生きはしたけど、その三十年をどう過ごすのか?
自分らしい生き方を探すために、何をすればいいのでしょう。
そういう時は、迷うことなくお寺を訪れて下さい。
お寺の境内に足を踏み入れ、ご本堂に入って仏さまの世界に身を置いて親しんで下さい。
本堂の奥、ご本尊さまがお祀りされている空間は、浄土を顕わにしたもの。
そこへお参りして、自分自身を見つめ直す時間を過ごすと心は安らぎます。
これまで多くの日本人が癒されてきた空間。
あなたらしさを見つけるパワースポットがお寺です。
-当山御宝暦の法話から転載-
執筆者 片野 真省 師