信じるものがあなたにはありますか?
あなたには支えとなるものがありますか?
信じていれば本当に救われるのでしょうか?
信じていても救われない。
だって、世の中を見渡せば苦しんで救われない人ばかり・・・・。
だったら信じなくてもいい、そんな気持ちにもなってしまいます。
でも、この問いかけのポイントは、救われるか救われないかではありません。
信じるとはどういうことか?それが大事なところです。
自分がどれくらい信じられるのか?
信じていれば何ができるのか?
どんな心境になるのか?
このところが問われているのです。
信じることは、なかなか難しいことです。
信じる相手(本尊さま)に自分のすべてを委ねる。身を任す。
すべてのしがらみや執着を捨て去って帰依する。
信じるとは自分のすべてを委ね、任せること。
それができれば、必ず救われるはずです。
お不動さまの霊験があなたをすくい取ってくれるのです。
-当山御宝暦の法話から転載-
執筆者 片野 真省 師