仏とは、何でしょう?
仏とか菩薩、ご本尊。
いろいろな呼び名がありますね。
まず本尊さまは、本堂の中心に祀られている仏さまです。
そして、仏さまは如来と菩薩と明王、天などのグループに分けられます。
阿弥陀如来や大日如来、観音菩薩や地蔵菩薩、不動明王や愛染明王、帝釈天や毘沙門天です。
お寺をお参りして仏さまを拝むと仏さまと出会います。
そして、お家のお仏壇でも仏さまと出会えるでしょう。
しかし、仏さまと出会う機会は、他にもまだあります。
お仏壇やお寺のご本尊さまと向き合って祈る。
それをずっとくり返しているとハッと気づきます。
自分の中に眠る仏さまを発見するのです。
その仏さまとは何か?
それはあなたの可能性です。
人の可能性を仏教では仏と呼ぶのです。
あなたの理想のかたち、あなたが成るべき姿が仏です。
あなたの中に眠る可能性を仏と呼び、仏に成るための方法を説いたのが弘法大師空海の教え、
それは自分の可能性を開花させるためのものです。
-当山御宝暦の法話から転載-
執筆者 片野 真省 師