梅雨も明け、まもなく夏休みです。ご家庭では、家族旅行や各種行事のことなど、胸躍るお話が進んでいるのではないでしょうか。
夏には各地で、七夕祭りや花火大会、盆踊りや地蔵盆など、仏教に縁のある行事が開催されます。
瀧谷不動尊でも、観音さまの縁日の、七月十八日に、ご先祖さまのご供養と日々の平安をお祈りする「観音夏祭り」が開催されます。
観音さまは、インドの古い言葉の「アバローキテーシュバラ」を漢訳して、観世音、または観自在菩薩とし、「世間(の衆生)が救いを求めているのを聞く と、直ちに救済して下さる」、あるいは、「一切諸法の観察と同様に、衆生の救済も自由にできる」、と言われるおほとけさまです。
また、菩薩とは私たちの世界に居て、自分の成仏を目指すと共に、自分の善行の功徳でもって、私たちを救って下さるおほとけさまを言います。
夏のひととき、ご家族みんなで観音夏祭りに参加していただき、思い出を共有してはいかがでしょうか。
-当山御宝暦の法話から転載-
執筆者 佐藤 雅晴 師