迷心に忿怒をあらわして利益し玉う事
当隣村東條村大字佐備(とうりんそんとうじょうむらおおあざさび)に中尾門蔵(なかおもんぞう)というも...
不淨業を懲罰し玉いし事
明治二十一年のことなりけり。広島県安芸国沼田郡朽木村(あきのくにぬまたごおりくちきむら)の神官に井...
九年以前の眼病発心即日霊応の事
大阪市西区阿波座上道一丁目の片桐市次郎(かたぎりいちじろう)と云者(いうもの)は、明治十二年三十八...
空豆はぜて眼に入り願望成就せし事
当国中河内郡長原村に屋根家房吉(やねやふさきち)と云う者あり。明治二十年四月年廿六にして眼病に罹り...
明王老翁に現じて霊験の赫灼なるを説き玉いしという事
今を距ること十四年前、堺市九間町東一丁に士族井上某(それ)と云える人あり。其妻の信子二十三歳の時、...
息子を交通事故から救っていただいた事: 昭和四十六年頃 川西市 A (匿名希望)
私共が、この瀧谷山へお詣りさせていただくようになりましたのは、去る昭和二十九年の春だったかと思いま...
眼の視線腐敗せる人眼光を得たる事
大阪市農人橋二丁目に藤田小七(こしち)という人あり。明治十七年五月の頃より眼病に罹り、名医良薬を尋...
遺伝の肺病全治絶滅したる事
当国南河内郡富田林町に浅野芳太郎という人あり。その祖母に当れるが若き頃、眼を煩いて当山へ参籠し、本...
深信一朝に利益を得たる人の事
当瀧谷山の村長を勤めける奥城良造(おくしろりょうぞう)の父徳次郎なるは、常に当本尊不動明王を信仰し...
祖母の片眼盲い孫の両眼を得たる事
摂州住吉郡安立町に名を琴女(ことじょ)と云える女あり。明治五年、女の児を産しが胎毒劇しく眼を煩...