お祈りは心を表現するかたちです
ご祈祷札を家庭の本尊さまとして大切にお祀りし、毎日お祈りしてください。
ご自身の祈りを深めるとともに、心の幅を広げるように心がけてください。
願い事がかなったときは、お不動さまにありがたい心持ちで、お祈りを続けてください。
ここからが、ほんもののご信心となります。
お祈りの流れ
- 線香、ろうそくをお供えします
- 礼拝(正座できなくても構いません)
- お気持ちを整え、
落ち着いた心持ちになりましょう - お経を唱えます
お経本はどのお経本でも構いません。
当寺で編集したお経本もありますので、 お持ちでない方は、ご参拝のおりにお求めください。
読経の手順
当山の僧侶の声明を動画にしていますので、ご一緒に読経していただけます。
一、般若心経
仏説 摩訶 般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄
舎利子
色不異空
空不異色
色即是空
空即是色
受想行識
亦復如是
舎利子
是諸法空相
不生不滅
不垢不浄
不増不減
是故空中 無色無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
無眼界乃至無意識界
無無明亦無無明尽
乃至無老死
亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 菩提薩埵
依般若波羅蜜多故 心無罜礙 無罜礙故 無有恐怖
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提
故知般若波羅蜜多
是大神呪
是大明呪
是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚
故説般若波羅蜜多呪
即説呪曰
羯諦
羯諦
波羅羯諦
波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経
観自在菩薩が深い般若波羅蜜多(真理を認識する悟りの智恵)の瞑想を行じられた時、五蘊(色と表される物質と、受・想・行・識に分類される精神作用)はすべて空であると、あきらかに見ぬき、すべての苦厄から解きはなたれた。
舎利子よ、形あるもの(色)は形未然のもの(空)と異ならない。定まった形をもたないもの(空)が、いま仮に一つの形をもって存在する(色)。このように、色はそのまま空であり、空はそのまま色である。受(感受するはたらき)、想(想像するはたらき)、行(意志のはたらき)、識(認識のはたらき)などの精神作用もまた同様である。
舎利子よ、物質であっても心の働きであっても、すべてのものは特定のすがたを持たない(空相)のであり、生ずることも滅することもなく、垢つくことも、あらためて浄らかになることもなく、増えることも減ることもない。
このゆえに、空というあり方の中では、色もなく、受・想・行・識もない<五蘊>。眼・耳・鼻・舌・身・意という感覚器官もなく、その対象としての色・声・香・味・触・法もない<十二処>。眼の認識の領域(界)から意識の認識のそれにいたる、六つの認識の領域もない<十八界>。無明もなく、無明のつきることもなく、それから老死もなく老死の尽きることもない<十二因縁>。迷いのこの世はすべてが苦であるという真理(苦諦)も、苦の原因はあくことのない愛執であるという真理(集諦)も、愛執の完全な絶滅によって苦の滅した悟りの境界があるという真理(滅諦)も、この悟りの境界を得るために八正道を修行しなければならないという真理(道諦)もない<四諦・八正道>。明らかに知るということもなく、得るということもない。なぜなら、認識主体(主観)とその対象(客観)の区別がない(無所得)からである。
菩薩は般若波羅蜜多によるが故に、心にさまたげがない。さまたげがないから、恐れがない。一切の、顛倒(さかさまに誤った考え)や夢想を遠く離れ、悟りの境地をきわめつくすのである。過去現在未来の三世の諸佛も般若波羅蜜多によって、この上なく正しい、同じ覚りを得られたのである。
だから知られるのである、般若波羅蜜多はこれ偉大なる真言である。これは偉大な明知の真言であり、これは無上の真言であり、これは比類なき真言である。よく一切の苦しみを除く力があり、真実にして不虚なるものである。それ故に般若波羅蜜多の真言を説くのである。
その真言は、往ける者よ。往ける者よ。彼岸に往ける者よ。彼岸に完全に往きたる者よ。 さとりそのものとなれる者よ。幸いあれ。
ここに「智恵の完成」を説く経を終わる。
二、火界の咒
なうまく。さらば。
たたぎゃていびゃく。
さらば。ぼっけいびゃく。
さらば。たたらた。
せんだまかろしゃだ。
けんぎゃき。ぎゃき。さらば。
びきなん。うんたらた。
かんまん。
三、慈救の咒
なうまく。さんまんだ。
ばざらだん。
せんだまかろしゃだ。
そわたや。うんたらた。
かんまん。
四、一字心真言
なうまく。さんまんだ。
ばざらだん。かん。
五、大金剛輪陀羅尼
なうまく。しっちりや。
ちびきゃなん。
たたぎゃたなん。
あんびらじびらじ。
まかしゃきゃらばじり。
さたさた。さらてい。
さらてい。たらいたらい。
びだまにさんばんじゃに。
たらまちしった。ぎりや。
たらんそわか。