
かねてより皆様に親しまれておりました「大師井戸」につきまして、このたび今後の方向性がまとまりましたので、ご報告申し上げます。
この井戸は、瀧谷不動明王寺から東に約300mの場所に位置し、古くより地域の方々や参拝者の皆様の信仰を集める場として、大切に守られてまいりました。長らく当山にて管理を続けてまいりましたが、水質の悪化により近年は使用を中止しておりました。また、建物も老朽化が進み、安全面での懸念が高まっております。
これらの状況を受け、当山では以下の対応を進めてまいります。
- 老朽化した建物の解体(令和七年九月予定)
- 井戸の埋設(同上)
- お大師さまの参拝所を瀧谷不動尊境内へ移設(令和八年春頃予定)
- 灯籠やその他のご寄進物も、施主様とご相談のうえ移設予定(同上)
「大師井戸」は、先人たちの信仰心やご寄進の思いが込められた、かけがえのない場所でございます。当山といたしましても、その歴史と心を大切に受け止め、慎重に対応してまいります。
皆様におかれましては、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
瀧谷不動明王寺
令和七年八月